性暴力の被害にあわれた方へ
「どうしたらいいんだろう…」
「これって性暴力なんだろうか…」
「どこの医療機関に行けばいいのだろうか…」
「弁護士に相談したいんだけど…」
これからのことを一緒に考えて行きましょう。あなたはひとりではありません。
あなたの望まない(同意のない)
性的な言動は性暴力です
プライベートパーツ(服で隠れている部分)を触ること、触らせること、ちかん、盗撮、ポルノを見せること、性的なからかい、レイプなど、あなたの性的な境界線を侵害する これらの言動は全て性暴力です。
知らない人だけでなく友だち、同僚、家族などからも被害を受けることがあります。
交際している関係であっても、あなたの同意のない性的な言動は「性暴力」です。
性的同意とは
「黙ってついてきたから」「嫌だと言わなかったから」「抵抗しなかったから」は真の同意ではありません。
真の同意には次のような条件があります。
- 対等であること
- どちらもOKであること
- 断る選択肢があること(安全に断れること)
- 性的行為の結果起こること(妊娠、性感染症など)について、お互い十分に知識があること
これらすべての条件を満たして初めて
になるのです。被害後におこる「こころ」と「からだ」の反応
被害にあったことはあなたのせいではありません。被害後に心や身体にさまざまな反応があらわれることがあります。これらは突然思いもかけないできごとを経験した後に、多くの人に起こる自然な反応です。
「こころ」と「からだ」の回復のために
- 妊娠や性感染症の恐れ、ケガなどがある場合は、なるべく早く医療機関を受診することが大切です。(被害後72時間以内に緊急避妊ピルを服用することで、望まない妊娠を避けることができます。)
- ひとりで辛さを抱え込まないで、信頼できる人に打ち明けてみましょう。
- 仕事や学校などで無理をしない。疲れたら休む。好きなものを口にしたり、お風呂に入ったり、横になったり、少しずつあなたの生活のリズムを取り戻していきましょう。
「ゆあさいどくまもと」とは
「ゆあさいど」に込められた思い…your side(あなたのそばに)
あなたの気持ちを大切にして、あなたのそばに寄り添います。
- 性暴力被害にあわれた方やその家族のための相談窓口です。
- 被害の時期にかかわらずご相談をお受けします。
- 熊本県が公益社団法人くまもと被害者支援センターに運営を委託しています。
「ゆあさいどくまもと」ができること
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相談
- 電話、メール(匿名でもOK)
- 面接相談、専門相談(法律・心理)
面接相談、専門相談は事前予約が必要です。
ご相談内容により、付き添い支援や医療的支援に繋いでいきます。
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付き添い支援
- 必要に応じて、支援員が医療機関や警察、弁護士事務所、裁判所などへ付き添います。
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医療的支援
- 妊娠や性感染症の恐れがあるときは、緊急避妊等の措置のための協力医療機関(産婦人科)へ付き添います。
- 心のケアを希望されるときは、メンタルクリニックなどの専門機関をご紹介します。
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支援のコーディネート
- あなたに必要な支援を提供できる関係機関につなぎ、連携して支援を行います。
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一緒に考えて行きたいこと
- 妊娠や性感染症の不安について
- 心身のケアについて
- 警察への相談や届け出について
よくあるお問合せ
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内閣府男女共同参画局
内閣府男女共同参画局
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dfsa/index.html#soudan- 相談したらどうなっちゃうの?検査はなぜ必要なの?
- いつまでに検査した方がいいの?
- 相談するときに持っていった方がいいものは?体調が悪い時は?
- 妊娠が心配な場合は?写真や動画をネットにアップされたら?
- 証拠がなかったり、時間がたってしまったら相談できないの?